考察

ケーススタディ 「ノーミドル・リトリート<タテ切り・チャレンジ」

先日行われたEFLカップ・マンチェスターシティvsブレントフォードのサヴィーニョのゴールシーンからディフェンスのケーススタディです。通常時におけるディフェンスのセオリーはワンサイドカット(ディレクション)はマストで行い、なおかつノーミドルデ...
考察

ニューカッスル&リーズが採用する「4-5-1」の守備 鍵は「3センターの連動」にアリ

連動しない3センターのプレスの危険性フォーメーションに関わらず、相手ボールホルダーに対しては裏ケアを優先しなければならない時を除き、常に適切にプレスをかけて制限することがディフェンスの基本的なセオリーであります。しかし451の場合、1トップ...
考察

「利き足インサイドパス」の重要性

先日行われたウルブスvsマンチェスター・ユナイテッドにおける、ブルーノ・フェルナンデスの先制ゴールシーンです。クーニャのパスが力のないものになってしまい、決定機を逸しかけた場面でしたが、こぼれ球に反応したブルーノ・フェルナンデスが倒れ込みな...
考察

「SBの守備」 逆足WGの“利き足インカーブクロス”を抑えられない普遍的ディフェンス法の欠点

リトリート・インラインディフェンスの欠点クロスを上げるクドゥスに対峙するニューカッスルの左SBホールのディフェンス方法はリトリート・インラインディフェンス。リトリート・インライディフェンスとは後退しながらボールホルダーとゴールの間(インライ...
考察

“球際”信仰の弊害? 手段の目的化が招いた「タイトディフェンス」化について

今回は「タイトディフェンス」についての考察です。まずはアーセナル時代の冨安健洋のディフェンスをご覧ください。タイトディフェンスタイトディフェンスとは相手に対してピッタリとプレス・マークを行うディフェンスと定義しています。サッカーにおけるディ...
考察

「ポゼッションサッカーの本質」

はじめにポゼッションサッカーと聞くと「パスサッカー」や「ビルドアップを大事にするスタイル」「綺麗に崩してゴールを狙う」といったパスを重視するサッカー、つなぐサッカーを思い浮かべる人が少なくないように見受けられます。さらに、「美しい」「面白い...
戦術用語解説

ポジションと利き足

サッカーのポジションはそれぞれ最適な利き足があるポジションとないポジションがあると考えています。結論から申しますと、WGのみ逆足、それ以外のポジションは順足が基本になります。センターラインの選手は左右で特性に違いはありません。ポイントとしま...
考察

「0トップの機会損失」と「標準的な配置・ポジショニングの重要性」

0トップの機会損失サッカー界では、その選手の自発的なプレーエリア、スタイルが一つのロールモデル、プレーセオリーとして確立されるケースが往々にしてあります。しかし、それらのロールモデル、プレーセオリーは果たして本当に機能的で合理的なセオリーと...
戦術用語解説

ピッチ上の仮想ライン 「ミドルライン」他

サッカーの言語化、各概念の共有を図るにあたりピッチ上の各部について前提として理解していると共有がスムーズになるため、それを可視化した図を制作しました。★がついているものは筆者が独自に名称付けを行なった仮想ラインおよびエリアであり、それ以外は...